
2021年(第19回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 21~30 を勉強したときの備忘録です。
問21:診療ガイドラインについて正しいのはどれか。
- エビデンスが系統的に評価されている。
- ガイドラインに従って診療する義務がある。
- 推奨に従わなければ保険診療の対象とならない。
- 国が審査を行った後に正式なガイドラインとする。
- 専門医に対するアンケート調査に基づいて作成される。
過去問-2016年-問19など
必ずしもガイドラインに従う必要はなく、患者と医師がそれ以外の保険診療を選択しても
保険が認められないことはない。
正答:1
問22:関連がない組み合わせはどれか。
- 痛風 ー 尿酸
- 狭心症 ー 動脈硬化
- 尿崩症 ー 膀胱
- 脳出血 ー 高血圧
- 起立性低血圧 ー 自立神経
1)
2)
3) 膀胱は生成された尿を貯める臓器であり、腎性尿崩症、中枢性尿崩症ともに発症に関連がない。
腎性尿崩症はADHに対する腎臓の 反応性 が低下するために尿を濃縮することができず、希釈された尿が出て、尿の量が増加する疾患です。 尿量が増加して水分が失われるため、のどが渇き、大量の水分を摂取するようになります。 腎性尿崩症は 遺伝子の変異 による先天性とその他の原因で発症する後天性に分けることができます。
4)
5)
正答:3
問23:膵臓で分泌されるホルモンはどれか。
- グルカゴン
- オキシトシン
- カルシトニン
- 成長ホルモン
- アルドステロン
1) 膵臓α細胞から分泌
グルカゴンとは ヒトの体の中で作られる、血糖値を上げる強力なホルモンです。 グルカゴンは膵臓のα細胞で作られます。 肝臓で貯蔵してあるブドウ糖を分解し、血糖値を上げる効果があります。
2) 下垂体後葉
3) 甲状腺傍濾胞細胞
4) 下垂体前葉
5) 副腎皮質
正答:1
問24:次のうちアレルギー反応が原因の疾患はどれか。
- 日本脳炎
- 腹部大動脈瘤
- 再生不良性貧血
- 胆のうポリープ
- アナフィラキシー
正答:5
問25:後発医薬品に関する記述で正しいのはどれか。
- 開発に10年以上かかる。
- 先発医薬品より薬価が高い。
- 成分の探索を行って開発を進める。
- 薬価の算出時に新規性の評価が行われる。
- 治療学的に先発医薬品と同等であるかの評価が行われる。
1) 多くは開発期間2~3年。
2) 薬価は先発医薬品の0.5倍が基本。
3) 開発のための成分探索は行わない。
4) 新規性の評価は行われない。
5)
正答:5
問26:特定生物由来製品の使用記録の保管期間は何年か。
- 5年
- 10年
- 15年
- 20年
- 30年
正答:4
問27:麻薬処方箋を発行することができる麻薬施用者免許を交付するのは誰か。
- 市町村長
- 法務大臣
- 厚生労働大臣
- 都道府県知事
- 内閣総理大臣
正答:4
問28:処方箋(麻薬を含まない)への記載が必要な項目はどれか。
- 病名
- 患者住所
- 使用期間
- 薬剤師名
- 臨床検査値
処方箋の交付等に関連する法令の規定にて、
『医師は、患者に交付する処方せんに、患者の氏名、年齢、薬名、分量、用法、
用量、発行の年月日、使用期間及び病院若しくは診療所の名称及び所在地又は
医師の住所を記載し、記名押印又は署名しなければならない。』と定められています。
1)記載不要
2)記載不要(麻薬処方箋の場合は必要)
3)上記により記載が必要
4)記載不要 ※薬剤師名ではなく、処方した医師名が必要
5)記載不要 ※院外処方箋に記載する場合があるが必須ではない
補足】
参考文献サイト】
処方箋の交付等に関連する法令の規定
正答:3
問29:看護実践用語標準マスターが取り扱っているのはどれか。(2つ)
- 看護観察
- 看護管理
- 看護研究
- 看護行為
- 看護診断
正答:1,4
問30:誤っている組み合わせはどれか。
- 細胞診 ー 病理検査
- 血糖検査 ー 検体検査
- 炎症反応検査 ー 検体検査
- 血液ガス分析 ー 生理機能検査
- 12誘導心電図 ー 生理機能検査
1)
2)
3)
4) 検体検査
血液ガス分析とは、血液中に含まれる酸素や二酸化炭素の量、あるいは pH を測定する検査。通常は動脈血を測定する。
大腿動脈(鼠径部)、上腕動脈(肘)もしくは橈骨動脈(手首)などから採血する。通常の採血(静脈)と違い動脈を穿刺するので、看護師ではなく医師が行う。採血管(シリンジ)には抗凝固薬が添加されており、採った血液の凝固を防ぐ。
5)
正答:4
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