2019年医療情報技師(医療情報システム系)の過去問集6

2019年(第17回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 51~60 を勉強したときの備忘録です。

問51:電子カルテ端末の反応が遅くなった原因がネットワークに関連する事象であることを

  1. PCを予備機に交換する。
  2. ハードディスクの最適化を行う。
  3. ネットワークの経路を変更する。
  4. PCのメモリの使用量を確認する。
  5. 電子カルテ以外のアプリケーションの動作を確認する。
メモ

正答:3,5

問52:病院情報システム監査の目的として誤っているのはどれか。

  1. システムの改善をしやすくする。
  2. 病院の外部からの評価を上げる。
  3. 利用されていないシステムを見つける。
  4. 病院情報システムの質の向上につなげる。
  5. 導入されたシステムの維持管理を容易にする。
メモ

正答:2

問53:GS1-128について誤っているのはどれか。

  1. 商品番号が含まれる。
  2. 有効期限が含まれる。
  3. ロット番号が含まれる。
  4. 元梱包単位に表示される。
  5. 医療用医薬品のみに利用されている。
メモ

正答:5

問54:各種コードとその対象の組み合わせで誤っているのはどれか。

  1. HOT    - 医薬品
  2. ICNP   - 医用材料
  3. ICD-10  - 国際疾病分類
  4. JLAC10  - 臨床検査
  5. NANDA - 看護診断
メモ


1)
2)ICNP(International Classification of Nursing Practice)は「看護実践国際分類」のことであり、国際看護師協会が、既存の看護用語を収集し、概念により分類した用語集のことである
3)
4)臨床検査は、患者から採取した血液や尿、便、細胞などを調べる「検体検査」と、心電図や脳波など患者を直接調べる「生理機能検査」の2つに大きく分けられます。
JLAC10コードとは、日本臨床検査医学会が制定した臨床検査項目分類コードのこと。 JLAC10コードは17桁で、分析物5桁、識別4桁、材料3桁、測定法3桁、結果識別2桁から成る。 分析物コード 生化学的検査、内分泌学的検査など9つある。 中分類は、一般検査では、尿一般検査、糞便検査、髄液検査など。
5)NANDA(なんだ)とは、北米看護診断協会(North American Nursing Diagnosis Association)のことである。
2002年以降はNANDA-International(NANDA-I)へ改名されている。
看護診断を研究し、診断レベル、定義、診断指標、関連因子などの項目について、看護診断ごとに詳細な取り決めを行い、看護における定義の統一化を目的としている。
NANDA-Iによって定められた看護診断のことを、NANDA-I看護診断という。
  

正答:2

問55:HOTコードについて誤っているのはどれか。

  1. 医療用医薬品につけられた13桁のコードである。
  2. JANコードとは原則として1対1対応している。
  3. 使用中止されたコードは再利用されることがある。
  4. レセプト電算処理システム用コードと対応づけられている。
  5. コード管理は一般財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)が
メモ


HOTコードとは、処方用+会社判別用+調剤用+物流用で構成される13桁の数字列である。それぞれの要素によって、医薬品目の販売会社、包装形態・包装単位、包装送料を表現している。
永久欠番制であり、使用番号の再使用は禁止されている。
1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:3

問56:JLAC10について誤っているのはどれか。

  1. 同じ検査項目でも材料によりコードが異なる。
  2. 同じ検査項目でも測定法によりコードが異なる。
  3. レセプトに記載される検査項目のコードである。
  4. 一般社団法人日本臨床検査医学会が作成している。
  5. 分析物コードなど5つの要素区分から構成される。
メモ


JLAC10は、日本臨床検査医学会が制定した臨床検査の標準コード
1)
2)
3)レセプトに使用する際は、臨床検査マスターによりJLAC10コードを請求用のコードと対応付ける必要がある
4)
5)
  

正答:3

問57:SS-MIX2について誤っているのはどれか。

  1. 各種文書や画像情報は拡張ストレージに格納される。
  2. ファイルシステムのディレクトリ構造を利用している。
  3. 処方、検体検査結果は、標準化ストレージに格納される。
  4. フリーソフトのデータベースエンジンが前提となっている。
  5. 患者ID、日付、種別の階層構造は標準化ストレージと拡張ストレージで
メモ


平成18年度、厚生労働省は、さまざまなインフラから配信される情報を蓄積するとともに標準的な診療情報提供書が編集できる「標準化ストレージ」という概念に着目し、すべての医療機関を対象とした医療情報の交換・共有による医療の質の向上を目的とした「厚生労働省電子的診療情報交換推進事業」(SS-MIX:Standardized Structured Medical Information eXchange)を開始しました。
1)
2)
3)
4)データベースは使用しない
5)
  

正答:4

問58:「患者紹介等に付随する医用画像についての合意事項」に含まれないのはどれか。

  1. 1)1枚のCD-Rに書き込む患者は1名1IDとすること。
  2. 2)医療施設間で受け渡しするDICOMファイルは、DICOM規格に違反しないこと。
  3. 3)事前協議に基づき双方がその内容について承知している場合は、本合意事項の対象としない。
  4. 4)自動的にCD-Rに同梱されているViewerアプリケーションを使って画像を表示させること。
  5. 5)患者氏名、提供元医療施設名および問い合わせ先などをCD-R表面にレーベル印刷として
メモ

正答:4

問59:次世代医療基盤法で定めている認定匿名加工医療情報作成事業者について誤っているのはどれか

  1. 従事者に罰則付きの守秘義務を課す。
  2. 医療情報等の漏えい等の防止のための安全管理措置を講ずる。
  3. 医療情報の取り扱いを事業の目的達成に必要な範囲に制限する。
  4. 医療情報等の取り扱いを委託されるには、主務大臣の認定を受ける必要がある。
  5. 医療機関等から医療情報の提供を受けるには、あらかじめ患者の明示的な
メモ


1)
2)
3)
4)
5)オプトアウト型の同意でよいとされている
  

正答:5

問60:厚生労働省の通知「人工知能(AI)を用いた診断、治療等の支援を行うプログラムの利用と

  1. 開発者
  2. 認可者
  3. 販売者
  4. 使用した医師
  5. 利用を同意した患者
メモ

正答:4