2019年医療情報技師(医療情報システム系)の過去問集3

2019年(第17回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 21~30 を勉強したときの備忘録です。

問21:PACSの機能として誤っているのはどれか。2つ選べ。

  1. レポートシステムと連携できる。
  2. 画像保存機能のみを有するシステムである。
  3. PACSとモダリティの通信はDICOM規格で行われている。
  4. よく利用される画像圧縮方法にはJPEG圧縮とWavelet圧縮がある。
  5. PACSに画像が保存されるとPACSは医事会計システムに実施情報を送る。
メモ


1)
2)電子カルテ、レポートシステムへの連携機能も有することが多い
3)
4)
5)医事連携は他システムで行われることが多い。
電子カルテや実際にオーダを受けた検査システム側で医事会計システムに実施情報を送る。


正答:2,5

問22:MRI検査のチェック項目として必要でないのはどれか。

  1. 刺青の有無
  2. 妊娠の有無
  3. てんかんの有無
  4. 閉所恐怖症の有無
  5. ペースメーカーの有無
メモ


1)刺青には金属成分があるため、やけどの危険性がある
2)胎児への影響がある
3)
4)MRIは閉所になるため、恐怖症の人には注意が必要
5)ペースメーカの発熱、誤作動の可能性がある


正答:3

問23:医用画像表示用モニタ(医用モニタ)利用および管理について誤っているのはどれか。

  1. 不変性試験と受け入れ試験の双方が必要である。
  2. 医用モニタ品質管理責任者は導入、維持管理、対応について責任を行う。
  3. スクリーンセーバーを用いてもバックライトの寿命を延ばすことはできない。
  4. 読影を行う場合は医療機器である医用モニタを使用する必要がある。
  5. 医用モニタの品質管理に関する業務の一部は医療機関外部に委託することができる。
メモ


1)
2)
3)スクリーンセーバーにより画面は暗くなるが、バックライト自身は発光したままの為、寿命は延びない。
4)必ずしも、医用モニタを使用する必要はない。
5)


正答:4

問24:食事オーダのシステムについて正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 食事を中止する場合には食止めオーダを出す。
  2. 選択食の情報を医事会計システムに転送する。
  3. 締切時間を過ぎた後は食事オーダはできない。
  4. 食物アレルギーに対応すると診療報酬上の加算がある。
  5. 食事オーダ時に、身長や体重、アレルギーの情報を参照できる。
メモ


1)正しい。
2)選択食は特別食加算の対象ではない。よって医事連携は不要。
3)
4)食物アレルギーに対応する食事を用意する必要はあるが、残念ながら加算はつかない。
5)


正答:1,5

問25
:定期的に歯科医師が訪問診療を行っているとき、誤っているのはどれか。

  1. 歯科医師は歯科衛生士への指示内容の要点を診療録に記録する。
  2. 歯科衛生士は患者に提供した文書をもとに業務記録を作成する
  3. 歯科衛生士は患者に提供した文書の写しを歯科医師に提供する。
  4. 歯科衛生士が単独で行った保健指導の診療録への記載は不要である。
  5. 歯科衛生士の実施指導料を算定する場合は、その内容などを記録した文書を患者に渡す必要がある。
メモ


1)
2)
3)
4)記載は必要である
5)


正答:4

問26:歯科診療での指示と指示受けは、義歯などの歯科技工装置と関連して歯科医師と歯科技工士との間でおこなわれており、

  1. 歯科医師は、歯科技工指示書で歯科技工士に歯科技工装置の内容を伝える。
  2. 歯科医師は、完成した歯科技工装置を患者に装着した日を診療録に記載する。
  3. 歯科技工士は、必要に応じて歯科技工装置の材料を自ら選択し、歯科医師に報告する。
  4. 歯科技工士は、歯科技工指示書によらなければ、業として歯科技工を行ってはならない。
  5. 歯科技工所の管理者は、歯科技工に関する指示書を、当該技工終了日から起算して2年間保持する。
メモ


1)
2)
3)材料は歯科技工士が判断するものではない。歯科技工指示書に従う。
4)
5)


正答:3

問27:看護業務支援システムの主な機能として適切でないものはどれか

  1. 看護職員の月単位の勤務表を作成できる
  2. マスター登録された標準看護計画を立案できる。
  3. 医師が入力したオーダの実施入力を行うことができる。
  4. ケアプランを看護オーダとしてスケジューリングできる。
  5. 医師が入力したオーダを看護ワークシートに出力できる
メモ


1)看護職員の月単位の勤務表作成は、看護管理支援システムの機能である。
2)
3)
4)
5)


正答:1

問28:医療情報システム調達の際に行うRFIに含まれないのはどれか。

  1. 稼働の実績
  2. 調達の範囲
  3. 保有製品概要
  4. 提供可能なサービス
  5. 既存システムとの接続性
メモ


Request for Infomationは病院外の情報を把握するために行うものである。
したがって、RFIはベンダーに対して、提供してほしい情報を文書としてまとめたものになる。
1)ベンダーが保持している情報。
2)病院自身が決定するもの。ベンダーが保持している情報ではない。
3)ベンダーが保持している情報。
4)ベンダーが保持している情報。
5)ベンダーが保持している情報。


正答:2

問29:病院情報システムの調達仕様を検討する際に考慮しなくてもよいのはどれか

  1. カスタマイズは最小限に留める。
  2. 単一障害点を全て排除する仕様とする。
  3. ユーザーの利便性を高める機能を盛り込む。
  4. 予算の範囲内で実現可能なシステム構成とする。
  5. プロジェクト管理と報告を行うことを盛り込む。
メモ


単一障害点とは、その単一箇所が働かないとシステム全体が障害となるような箇所のこと。これをすべて排除するには多岐にわたる冗長化が必要となり、現実的ではない。
1)
2)
3)
4)
5)
//補足】
  

正答:2

問30:リース契約について誤っているのはどれか。

  1. 物件管理はリース会社が行う。
  2. レンタル契約に比べ割安となる。
  3. 物件の所有権はリース会社にある
  4. 契約終了後は再リースまたは返却する。
  5. ペナルティ費用を払わなければ途中解約ができない。
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:1