2019年医療情報技師(医療情報システム系)の過去問集1

2019年(第17回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 1~10 を勉強したときの備忘録です。

問1:次の画像検査のうち、カラー画像を利用しないのはどれか。

  1. CT検査
  2. 眼底カメラ
  3. 超音波検査
  4. 内視鏡検査
  5. マンモグラフィ
メモ


1)
2)
3)
4)
5)乳がん診断に使用される。病変部を影として撮影するため、カラー画像ではない。


正答:5

問2:診療情報の二次利用に該当するのはどれか。2つマークしなさい

  1. 統計資料の作成
  2. 臨床研究、疫学研究
  3. 提供したサービスの記録
  4. 患者ケアの計画立案と実施の根拠
  5. 包括(DPC)・出来高払い保険請求の根拠
メモ


1)患者本人には直接的に利用されない為、二次利用に該当する。
2)患者本人には直接的に利用されない為、二次利用に該当する。
3)一次利用に該当する
4)一次利用に該当する
5)一次利用に該当する


正答:1,2

問3:医療情報を登録する際にあらかじめ明示的に本人の同意を必要とするのはどれか。2つ選びなさい。

  1. MID-NET
  2. J-DREAMS
  3. DPCデータベース
  4. 指定難病患者データベース
  5. 介護保険統合データベース
メモ


基本的にどのシステムも匿名化されるが、J-DREAMSと指定難病患者データベースは
同意が必要である。
1)
2)糖尿病患者の同意を得て、匿名化、暗号化され登録される。
3)
4)利用目的を明示し、本人の同意を得る必要がある。
5)
  

正答:2,4

問4:地域医療連携室の業務支援システムの機能のうち、必要性がもっとも低いのはどれか。

  1. 紹介状管理
  2. 紹介元管理
  3. 返書作成機能
  4. 手術予約機能
  5. 宛名ラベル印刷機能
メモ


1)
2)
3)
4)患者の手術が必要となる場合、診療科でその判断を行うため、
地域医療連携室のシステムで手術予約をさせる必要性は限りなく低いと思われる。
5)
  

正答:4

問5:電子カルテに主治医が入力しない診療情報はどれか。

  1. 退院時要約
  2. 病名オーダ
  3. 入院診療計画書
  4. 病理検査レポート
  5. 患者プロファイル
メモ


1)
2)
3)
4)検査レポートは主治医ではなく、主治医から検査を依頼された病理医などが入力する情報である。
主治医は、病理検査レポートの報告を受ける立場である。
5)


正答:4

問6:外来診療予約システムの機能として誤っているのはどれか

  1. 1)各種検査予約と連携できること
  2. 2)外部の医療機関から予約ができること
  3. 3)時間ごとの予約人数を設定できること
  4. 4)予約項目に応じて時間枠を設定できること
  5. 5)同一患者が同一日時に複数予約できること
メモ

正答:2,5

問7:医事会計システムに登録されないのはどれか。

  1. 勤務先
  2. マイナンバー
  3. 紹介状の有無
  4. 保険証の確認日
  5. 保険証の記号・番号
メモ


1)連絡先として、勤務先が登録されることがあります
2)マイナンバーは登録しません。
オンライン資格システムの導入によって、マイナンバーカードと保険証の紐づけが可能になりました。
(2021年4月時点)
今後はマイナンバーカードを持って、病院にかかるケースが増えていくと思いますが、
オンライン資格確認では、マイナンバーではなく、マイナンバーカードのICチップ内の
利用者証明用電子証明書を利用します。
医療機関・薬局において患者のマイナンバー( 12 桁の番号)を取り扱う
ことはありません。
3)
4)
5)


正答:2

問8:医事会計システムの基本システムあるいは拡張システムとして用意される機能はどれか。2つ選べ。

  1. 空床管理
  2. 未収金管理
  3. 物品購入管理
  4. 臨床研究管理
  5. DPC請求管理
メモ


1)看護支援、管理システムなどで実装されているべき機能であり、医事会計としては不適当と思われる。
2)必要な機能である。
3)物流管理システムで実装されるべき機能である。
4)
5)DPC対象病院としては必要な機能である。


正答:2,5

問9:医師事務作業補助者の業務として適切でないものはどれか

  1. レセプトの修正
  2. 診療録の代行入力
  3. 診断書などの文書作成の補助
  4. 医師の指示のもとでの患者移送
  5. カンファレンスのための準備作業
メモ


1または4のどちらかを解答していれば正解です。
医師事務作業補助者の業務は、医師の指示のもとに2),3),5)などを
行うことです。
1)診療報酬請求事務であり、医師事務の補助には該当しません。
2)
3)
4)患者移送は看護業務の補助であり、医師事務の補助には該当しません。
5)


正答:1,4

問10:診療情報管理部門の業務で無いものはどれか。

  1. がん登録
  2. 診療報酬請求業務
  3. DPCコーディング支援
  4. データ抽出と分析、改善
  5. クリニカルパス作成・改定の支援
メモ


1)
2)医事部門の業務になります。
3)
4)
5)


正答:2