2018年医療情報技師(医療情報システム系)の過去問集5

2018年(第16回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 41~50 を勉強したときの備忘録です。

問41:病院情報システム導入時の院内部門間調整において適切でないのはどれか

  1. 部門の利益のみを優先しない
  2. 従来の業務フローに固執しない
  3. プロジェクトの目的を見失わない
  4. お互いの業務内容をよく理解する
  5. レアケースに対するシステム対応を重視する
メモ


1)
2)
3)
4)
5)すべてに対応できるシステムを構築することは困難なため、運用での対応を検討することも必要である
  

正答:5

問42:IT資源調達フェーズの作業項目に含まれないのはどれか

  1. RFPの発行
  2. 経営戦略策定
  3. IT導入計画の作成
  4. 調達案件定義の決定
  5. 調達先の選定・契約
メモ


1)RFPとは Request for Proposal(提案依頼書)の略。 システム構築の発注先候補となるITベンダーに、具体的なシステム提案を行うよう要求すること、またはその調達要件などを取りまとめたシステム仕様書のこと。 ITベンダー側はRFPに基づいてシステム設計を行って提案書を作成し、ユーザー企業に提出する。
2)IT資源調達より上流工程
3)
4)
5)
  

正答:2

問43:「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版」における電子署名について誤っているのはどれか。2つ選べ

  1. 署名が必要とされる文書の電子保存には電子署名を施すことが求められる
  2. 電子化した紙の調剤済み処方箋の内容を修正する場合は、薬剤師が電子署名を行う
  3. インターネットを用いて他医療機関に情報を伝送する場合、電子署名を用いた暗号化が必須である
  4. 電子署名は保健医療福祉分野PKI認証局もしくは認定特定認証事業者等の発行する電子証明書を用いて施す
  5. 電子署名を施して保存した診療録は、法定の保存期間を過ぎた場合でも電子署名の有効性を担保しなければならない
メモ


1)
2)
3)電子署名は暗号化手段ではない
4)
5)タイムスタンプが検証可能であり、タイムスタンプが付与された時点で有効な電子署名であれば、その後その電子署名が有効ではなくなっても文書の真正性は担保される
  

正答:3,5

問44:電子保存の3基準と関連性が最も弱いのはどれか

  1. 必ず、操作する本人のIDでログインする
  2. 情報を持ち出す場合は、病院のルールに従う
  3. 故意または過失による書き換え、消去を防止する
  4. 法令に定める保存期間内は復元可能な状態で保存する
  5. 必要に応じて、画面もしくは書面に表示できるようにする
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:2

問45:医療機関が診療データの外部保存を民間事業者に委託する際、受託事業者が遵守すべき要件として誤っているのはどれか

  1. 見読性を確保すること
  2. データセンターの設置場所を秘匿すること
  3. 保存した情報の分析、解析を実施しないこと
  4. プライバシーマーク認定等を取得していること
  5. 災害復旧後に診療録と同等の要件でリストアできること
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:2

問46:業務端末を管理するシステム管理者の対応として適切でないのはどれか

  1. 市販ソフトであればインストールを許可する
  2. サポート切れする前に新しいOSへの更新を計画する
  3. 不審なメールや添付ファイルは開かないよう通知する
  4. ウィルス感染が疑われた場合、端末とネットワークの接続を遮断させる
  5. アンチウィルスソフトのパターンファイルを自動更新するように設定する
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:1

問47:情報システム利用者の責務として誤っているのはどれか

  1. 印刷した紙を放置しない
  2. 離席する際はログアウトする
  3. パスワードは他者に利用させない
  4. 参照した情報を目的以外に利用しない
  5. 不正アクセスを発見した時は調査後に報告する
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:5

問48:「患者紹介等に付随する医用画像についての合意事項」において、提供側医療施設が可搬型媒体経由で提供する際に基本的に遵守すべきことはどれか。2つ選べ。

  1. DICOM画像は圧縮する
  2. CD-R表面に患者氏名を記載する
  3. IHE統合プロファイルPDIに準拠する
  4. 動画やシンスライスデータなどの画像情報を含める
  5. Viewerソフトウェアを同梱する際はオートスタートにする
メモ


1,4,5は禁止事項である。
1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:2、3

問49:情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)が採用しているPDCAのうち、Dの段階に該当する行動はどれか

  1. 施設のセキュリティポリシーを検討する
  2. 院内の各部署に対して定期的な監査を行う
  3. 監査の結果、指摘事項について改善策を検討する
  4. 院内の運用を整理し、対策が必要なリスクを洗い出す
  5. 医療従事者に対して、セキュリティに関する教育を行う
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:5

問50:医療用医薬品のバーコード形式はどれか

  1. NW-7
  2. CODE39
  3. QRコード
  4. ITFシンボル
  5. GS1データバー
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:5