2017年医療情報技師(医療情報システム系)の過去問集4

2017年(第15回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 31~40 を勉強したときの備忘録です。

問31:通常、手術管理システムに実装されないのはどれか。

  1. 使用材料入力機能
  2. 術中看護記録機能
  3. 麻酔管理記録機能
  4. 医師手術記録機能
  5. 手術室予約管理機能
メモ


4)手術を行った医師の氏名、患者の氏名等手術記録を識別できる情報を記録するもので、手術オーダと関連させ、電子診療録の診療文書機能などで作成されることから、誤りである。
  

正答:4

問32:歯科システムについて誤っているのはどれか。

  1. 患者基本情報は医科と同様の項目が必要である。
  2. 歯の部位毎に過去の診療履歴を保持する必要がある。
  3. ミス防止のため複数歯を同時に選べない機能が必要である。
  4. 歯がない状態(喪失歯)でも、病名部位として選択できる必要がある。
  5. 複数歯に同一病名が付けられる場合、レセプトではそれらを部位で統合して表記する。
メモ


  

正答:3

問33:歯科の電子カルテシステムの運用において誤っているのはどれか。

  1. 処置中に参照される機会が多い。
  2. 処置終了後に入力される機会が多い。
  3. 患者基本情報のうち感染症情報がしばしば参照される。
  4. 診療開始前に直近の治療履歴が参照される機会が多い。
  5. 保険診療と自費診療では診療録を区別する必要がある。
メモ


  

正答:1

1)患者の看護上の問題点の入力にNANDA-Iを利用することができる。:2)看護の経過を叙述的に記録するためSOAP形式の入力が用いられる。

  1. 患者の看護上の問題点の入力にNANDA-Iを利用することができる。
  2. 看護の経過を叙述的に記録するためSOAP形式の入力が用いられる。
  3. 看護計画の実施入力に利用できるMEDIS標準マスターが整備されている。
  4. 看護計画は患者の個別性に対応するためマスターを用いずに自由記載とする。
  5. バイタルサインやケアの実施状況を表形式で一覧表示できる機能が求められる。
メモ


  

正答:4

問35:病棟指示の説明として適切でないのはどれか。

  1. 身体拘束は安静度の指示に基づき実施される。
  2. 医事会計システムと連携が必要な指示がある。
  3. 用法が複雑な注射・処方は病棟指示に基づき実施される。
  4. 測定・観察は指示がなくても看護師自らの判断で実施できる。
  5. 予測指示(約束指示)に基づき患者に薬剤を投与し実施入力をする。
メモ


1)「身体拘束」は、医師が治療上の必要から患者の行動を制限しなければならないと判断した場合、抑制帯などを用いて患者の四肢や体幹を拘束することであり、医師の指示に基づき実施されるものである。「安静度」は、同様に医師が治療上の必要から患者の日常生活行動を制限する目的で出す支持であるが、食事制限やベッド上安静などであり、用具で身体を拘束することは含まれない。よって1)は適切ではない。なお、身体拘束は患者の人権にかw変わるものであるため、このオーダーを発行する際、その理由を明確にしなければならない
  

正答:1

問36:病院情報システムを更新する際の考え方として適切でないのはどれか。

  1. 要求仕様書作成のために詳細な現状分析を実施する。
  2. 現行システムで実現できている機能は要求仕様書に記載しない。
  3. システム移行日は診療報酬請求や統計情報を考慮して設定する。
  4. 現行システムに接続中の既存機器を移行後も使用できるようにする。
  5. データ移行では現行システムから抽出する情報をベンダーに詳細に確認する。
メモ


  

正答:2

問37:バランストスコアカード(BSC)の4つの視点に含まれないのはどれか。

  1. 顧客の視点
  2. 安全の視点
  3. 財務の視点
  4. 学習と成長の視点
  5. 業務プロセスの視点
メモ


バラqン巣スコアカードは、1990年代に考えられた業績評価の仕組みで、一般企業で利用され、その後病院経営にも応用されている
  

正答:2

問38:システム導入手順のなかで、通常病院が実施しないのはどれか。

  1. 仕様書の作成
  2. マスターの作成
  3. リハーサルの実施
  4. ユーザの教育訓練
  5. システムの内部設計
メモ


  

正答:5

問39(削除問題):IT資産調達フェーズにおいて最初に作成されるのはどれか。

  1. IT導入計画書
  2. IT資産調達計画書
  3. 提案依頼書(RFP)
  4. ベンダー選定リスト
  5. 情報提供依頼書(RFI)
メモ


  

正答:1,2,3,4,5(問題が不適切のため全問正解)

問40:リース契約(ファイナンス・リース)について正しいのはどれか。

  1. 物件の所有者はリース会社である。
  2. リース料には保守料が含まれている。
  3. リース期間中の中途解約はいつでも可能である。
  4. リース会社はリース物件に対する瑕疵担保責任を負う。
  5. 契約期間満了時は必ず再リース契約をしなければならない。
メモ


  

正答:1