2017年医療情報技師(医療情報システム系)の過去問集2

2017年(第15回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 11~20 を勉強したときの備忘録です。

問11:レセプト電算処理システムに関係しないのはどれか。

  1. 医療機関
  2. 介護施設
  3. 調剤薬局
  4. 健康保険組合
  5. 審査支払機関
メモ


1)
2)
3)調剤薬局は医療機関にふくまれる
4)
5)
  

正答:2

問12:通常、予約枠管理が必要でない検査はどれか。

  1. 胸部CT検査
  2. 胸部X線検査
  3. 血管造影検査
  4. 胸部MRI検査
  5. 大腸内視鏡検査
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:2

問13:注射実施時の3点認証によって防止できないのはどれか。2つ選択しなさい。

  1. 禁忌薬投与
  2. 実施入力もれ
  3. 患者の取り違え
  4. ミキシングの間違い
  5. オーダ変更の伝達もれ
メモ


1)注射オーダ入力の時点でチェック・防止すべき事項。
2)
3)
4)ミキシング=薬の調合。なので注射実施時にはもう間違っているかどうか確認できない。
5)
  

正答:1,4

問14:電子カルテの代行入力について適切でないのはどれか。

  1. 作成責任者により速やかに承認する。
  2. 代行入力者のIDでシステムにアクセスする。
  3. 誰の代行が誰によっていつ行われたかを記録する。
  4. 代行入力をどの業務に適用するかを運用管理規定で定める。
  5. 一定時間後に自動確定し、代行入力者を作成責任者とする。
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:5

問15:レジメンシステムに求められる機能として適切でないのはどれか。

  1. 登録されたレジメンに基づくスケジュール管理
  2. オーダ時に抗がん剤を自由に組み合わせる機能
  3. 薬剤師による監査のための投与内容の確認機能
  4. オーダされた抗がん剤の容量から最適な規格の組み合わせを示す機能
  5. オーダ確定後、医師による最終承認が行われるまで実施ができない機能
メモ


レジメンとは、抗がん剤、輸液、支持療法薬の投与に関する時系列的な治療計画である。レジメンは医療安全の確保、がん薬物療法の標準化、施設内業務の効率化を目的としたレジメン委員会等の審査組織を整備して管理される。レジメン管理には薬剤部門(薬剤師)が大きく関与する。がん薬物療法は、施設内の審査を経て登録管理されているレジメンに沿って実施される。レジメンシステムはレジメンの審査承認、登録、実施運用をサポートするシステムであり、オーダエントリシステムと連携する(あるいは機能として組み込まれる)システムである。
よって、(2)オーダー時に抗がん剤を自由に組み合わせる機能はレジメンの目的を損なうことになるため適切でない。
  

正答:2

問16:処方監査にもっとも関連が低い患者情報はどれか。

  1. 体重
  2. 年齢
  3. 検査値
  4. 手術日
  5. アレルギー歴
メモ


処方監査とは、処方箋の内容が対象とsなる患者にとって適切かどうか、薬剤師が確認することである。薬剤師は、患者基本情報、検査結果、過去の処方情報などを確認することで、禁忌薬、投与量、剤型、複数の薬剤を混合した時の安定性や相互作用、重複処方の有無などをチェックする。
1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:4

問17:医薬品との関連がもっとも低いのはどれか。

  1. 手術オーダ
  2. 創傷処置オーダ
  3. 糖尿病食オーダ
  4. レジメンオーダ
  5. 胸部単純撮影オーダ
メモ


1)
2)
3)糖尿病食の対象となる糖尿病患者は、食事療法・運動療法・薬物療法を合わせて行っていることが一般的である。インスリンの単位数など薬物療法の詳細をは把握することは、糖尿病食オーダーにおいて摂取エネルギー量など食事内容を決定するうえで不可欠である。
4)
5)単純撮影とは、造影剤を用いない検査を指している。よって同オーダーと医薬品との関係は薄い。
  

正答:5

問18:医療用医薬品へのバーコード表示の目的でないのはどれか。

  1. 有効期限の明示
  2. 医薬品価格の明示
  3. 取り違え事故の防止
  4. 医薬品流通の効率化
  5. トレーサビリティの確保
メモ


1)
2)
3)
4)
5)トレーサビリティ(物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態)
  

正答:2

問19:麻薬施用者番号を管理するシステムはどれか。

  1. 麻薬管理システム
  2. 処方オーダシステム
  3. ユーザ管理システム
  4. 服薬指導支援システム
  5. 薬品情報提供システム
メモ


麻薬施用者とは、麻薬の施用を許された医師・歯科医師を指す。麻薬を含む処方・注射オーダーの発行には麻薬施用者免許が必要であり、麻薬処方箋にも麻薬施用者番号を記載することが義務付けられている。しかし、オーダーエントリシステムでは同番号を含むユーザー情報を管理していないので、(3)ユーザー管理システムから提供を受けることが一般的である。
1)麻薬管理システムは麻薬の使用を管理するためのシステムであって、一般的には麻薬施用社判尾久の管理を目的としていない。
2)
3)
4)
5)
  

正答:3

問20:処方オーダの機能に含まれないのはどれか。

  1. 調剤監査
  2. 薬剤検索
  3. 禁忌チェック
  4. 薬剤情報表示
  5. 院外処方箋発行
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:1