2021年医療情報技師(医療情報システム系)の過去問集4

2021年(第19回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 31~40 を勉強したときの備忘録です。

問31:令和2年4月から施行された医療法施行規則の被曝線量管理について誤っているのはどれか。

  1. 透視装置では線量計の情報を用いることもある。
  2. CTの場合、DICOM-RDSRに患者被曝線量が記載されている。
  3. DICOM-RDSRに対応していない場合にはDICOM-MPPSを用いる。
  4. 患者毎の被曝線量を管理し、患者個人の被曝線量を減らすことが目的である。
  5. 患者毎の被曝線量を管理し、プロトコール毎の被曝線量を減らすことが目的である。
メモ

正答:4

問32:SPDシステムの導入目的でないのはどれか。

  1. 在庫スペースの削減
  2. 定数管理に基づく安定した供給
  3. 余剰在庫、デッドストックの解消
  4. 発注・検品にかかわる業務の効率化
  5. 物品の統合・整理による品目の多様化
メモ

正答:5

問33:診療情報管理部門システムに求められる機能でないのはどれか。

  1. がん登録支援
  2. DPCコーディング支援
  3. 診療報酬明細書作成支援
  4. 紙の診療録のアリバイ管理・貸出管理
  5. 患者基本情報と退院時要約情報の収集、点検
メモ

正答:3

問34:医療機関におけるDWHの機能はどれか。(2つ)

  1. データの漏洩を防止する。
  2. 入力データを自動的に標準化できる。
  3. 研究対象となる症例候補を検索できる。
  4. 入力途中のデータを判別して自動で抽出できる。
  5. 症例の基本データセットを統計解析用に出力できる。
メモ


DWH(Data Ware House:データウェアハウス)とは、様々なシステムからデータを集めて整理する、データの「倉庫」です。 DWHではデータが時系列で保存されるため過去のデータ履歴を確認できると同時に、システムごとのデータを集約して全体のデータとして活用でき、より優れた企業の意思決定につながります。
1)
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3)
4)
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正答:3,5

問35:ベンダとの保守契約の締結で誤っているのはどれか。

  1. SLAの内容が契約書に組み込まれていることを確認する。
  2. 保守契約はサーバ系のみとし、端末はスポット対応とする。
  3. リモート監視ツールを導入して、一次切り分けをベンダに依頼する。
  4. インフラや部門システムの優先度に応じた保守体制のSLAを締結する。
  5. ベンダとの対応が可能な各部門の担当者、病棟責任者などで構成される緊急連絡網を構築する。
メモ

正答:3

問36:業務委託と人材派遣に関する記述で正しいのはどれか。

  1. 人材派遣では派遣先に労働者の雇用責任がある。
  2. 人材派遣では労働者は派遣元から指揮命令を受ける。
  3. 業務委託では委託会社が労働者の労務管理責任を負う。
  4. 業務委託では労働者は委託会社から指揮命令を受ける。
  5. 業務委託では受託会社が作業の完成についてのすべての責任を負う。
メモ

正答:5

問37:新システム導入時の利用者向け教育について適切でないのはどれか。

  1. 利用者向け教育は、新システム用各種マスタの作成前に行う。
  2. 操作研修は日時を決めて行う他、空き時間に各自自習できる環境を準備する。
  3. 各部署の代表者の出席を必須とし、出席できない利用者への周知を依頼する。
  4. システム全般に係る教育と職種毎の内容に特化した教育を分けてスケジュールする。
  5. 利用者向けの操作研修時に使用する患者として、実在しない研修用のダミーを準備する。
メモ

正答:1

問38:医療情報システムの利用者教育について適切でないのはどれか。

  1. 個人情報保護に関する教育を定期的に実施する。
  2. 教育訓練の周知体制について運用管理規定に記載する。
  3. 真正性を担保するための運用ルールについて教育する。
  4. 病院が作成した運用マニュアルを用いて、操作訓練を実施する。
  5. ベンダが作成した操作マニュアルの自習のみで業務に就かせる。
メモ

正答:5

問39:機能設計(Function Design: FD)フェーズが完了し、プログラム製造に入るところで、病院内で重要な機能修正の要望があった。病院側の医療情報技師の対応として適切なのはどれか。

  1. 既にFDが終了しているため、対応はできないことを院内に周知する。
  2. ベンダの担当SEに仕様追加を増額なしで対応してもらうように依頼する。
  3. 既にFDが終了しているため対応は困難であり、当面誰にも言わないでおく。
  4. 院内で変更管理委員会にはかった上で、ベンダの担当営業に見積もりを依頼する。
  5. ベンダの対応営業に見積もりを依頼し、提示された金額に基づいて変更作業を進める。
メモ

正答:4

問40:WTO政府調達協定に基づいた病院情報システムの調達において、通常調達仕様書に含まれないのはどれか。

  1. 仕様書概要
  2. 接続機器一式
  3. 調達予定金額
  4. ハードウェアの技術要件
  5. ソフトウェアの技術要件
メモ

正答:3