
2021年(第19回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 11~20 を勉強したときの備忘録です。
問11:地域医療連携システムの名寄せについて誤っているのはどれか。
- 各医療機関からPDQ情報を収集して、同一患者を想定してPIX情報を作成する。
- 医療機関の医師が持つカードと患者のカードで同時に認証して電子カルテを参照する。
- 患者にカードを配布してそのカード番号と診療を受ける医療機関の患者番号を窓口に登録する。
- 患者に自分が受診している医療機関の患者番号を列挙したものを窓口に提出してもらい登録する。
- A病院が、患者からB病院を受診しているという報告を受けて、B病院の患者番号を問い合わせて登録する。
正答:2
問12:地域医療連携におけるIHEで関連がない組み合わせはどれか。
- 時刻サーバ ー CT
- 名寄せサーバ ー PIX
- 利用者認証サーバ ー ATNA
- SS-MIX2サーバ ー XDS
- DICOMサーバ ー XDS-1
1)
2)
3)ATNA 統合プロファイルは、患者情報の機密性、データ保全性、およびユーザー責任説明をセキュリティー・ポリシーや手順と共同でサポートするセキュリティー手段を定義するために使用されます。
4)
5)
正答:3
問13:患者情報を使用しないのはどれか。
- 重症系システム
- 手術部門システム
- 物流管理システム
- 生理機能検査業務支援システム
- 医用画像管理システム(PACS)
正答:3
問14:下の図は病院情報システムの主要なシステムと情報の流れを示している。図の(A)にあたるシステムはどれか。(図あり)
- 部門システム
- 医事会計システム
- 物流管理システム
- 電子カルテシステム
- オーダエントリシステム
正答:5
問15:医療安全への配慮として適切でないのはどれか。
- ある患者のカルテを記載中は、別の患者のカルテは参照モードで開く。
- 医師は個々の代行入力内容を確認せずに一覧画面から一括承認できる。
- 血液型は、異なるタイミングで採血した結果が一致してはじめて確定される。
- 電子カルテの画面を閉じると同一患者のPACSの表示画面も連動して閉じる。
- 電子カルテシステムにログインしたまま一定時間操作が行われない場合は、強制的にログオフする。
正答:2
問16:(削除問題):見落とし防止機能が必須でないシステムはどれか。
- 眼科検査
- 病理検査
- 内視鏡検査
- 放射線検査
- インシデント報告
正答:不適切問題(全員正解)
問17:注射実施時の3点確認の対象でないのはどれか。(2つ)
- 患者
- 薬剤
- 実施者
- 主治医
- 実施場所
正答:4,5
問18:JAHISの基本データセットで、薬剤アレルギー情報に含まれないのはどれか。
- 症状
- 病名
- 発現日
- 情報提供者
- アレルゲン名称
一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は、1994年に設立され、これまで保健医療福祉情報システムに関する標準化を推進し、その普及啓発に努め、技術の向上、品質及び安全性の確保を図ることにより、保健医療福祉情報システム産業の健全な発展と健康で豊かな国民生活の維持向上に貢献できるよう活動しております。
1)
2)
3)
4)
5)
正答:2
問19:医師事務作業補助者の代行入力について誤っているのはどれか。(2つ)
- 医師事務作業補助者は医師の権限でログインする。
- 代行入力の範囲や運用に関する規定を定めなければならない。
- 医師事務作業補助者の記録を承認することをカウンターサインという。
- リスクの高いオーダーは代行入力の対象外にすることで安全性を確保できる。
- 医師事務作業補助者が代行で記載した記録を医師は承認しなければならない。
1)
2)
3)何らかの書類にすでに一方のサインがある場合に、相手にサインを求めるようなとき、相手のサインを「カウンターサイン」と呼びます。
4)
5)
正答:1,3
問20:オーダーエントリシステムについて誤っているのはどれか。
- 利用者認証の機能が実装されている。
- 診療報酬明細書を発行するシステムである。
- 医師は行為の承認、結果の確認などを行う。
- 医師の指示を医療スタッフに伝えるシステムである。
- 入力される情報は診療報酬請求に必要な内容を含んでいる。
オーダーエントリーシステムとは,医療者がその職務に応じた業務をコンピュータ端末で処理することで,正確かつ迅速に画像検査や処方・注射薬などのオーダーデータを伝達し,受け取った部門では遅滞なく業務を開始することで転記作業を減らし,業務遂行時間を短縮することを目標としている.その際に,データベースやネットワークを通して様々な診療情報をリアルタイムに得ることによって診療計画や業務計画に応じたオーダーが行われている.診療科や部門の壁を除き,データの共有化を図ることによって有機的に部門間を結合し,待ち時間の短縮,医療の質の向上など患者サービスの向上を図ることを目的としている
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5)
正答:2
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