2019年医療情報技師(医療情報システム系)の過去問集4

2019年(第17回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 31~40 を勉強したときの備忘録です。

問31:電子カルテシステムのベンダー変更時に検討する必要がないのはどれか。

  1. データ移行方法
  2. 部門システムの改修
  3. 電子レセプト提出方法
  4. 統計データの出力形式
  5. 外来検査オーダの運用
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:3

問32:電子カルテ導入時の検討会議で出た意見のうち、医療情報技師が同意すべきではないのはどれか。

  1. 職種に応じたオーダ発行権限・参照権限機能をつけてほしい。
  2. 病名は、自由にテキスト入力で登録できるようにしてほしい。
  3. 診療録の修正歴は、だれがいつ変更をしたか残るようにしてほしい。
  4. 研修医が抗がん剤をオーダした場合、指導医が承認するまで、オーダ発行しないようにしてほしい。
  5. 同じ患者に、同一日に同一の検体検査がオーダがされていた場合、チェックする機能をつけてほしい。
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:2

問33:「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(5.0版)」に、個人情報などのデータを格納する情報端末のリスクとして記載されていないのはどれか。

  1. 情報端末の持ち出し
  2. 画面キャプチャ―
  3. 情報端末の紛失、盗難
  4. 不正なソフトウェアによる改ざん、き損
  5. ソフトウェアの不適切な取扱いによる情報漏えい
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:2

問34:電子カルテを導入している病院において、紹介状などをスキャナなどにより電子保存する運用のうち、

  1. 受領したその場でスキャンする
  2. 受領した紙媒体は必ずスキャンする
  3. スキャンを行った紙媒体を別途保管する
  4. システム導入前に受領した紹介状はスキャンしない。
  5. 紹介状に添付された放射線フィルムを100dpiでスキャンする
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:5

問35:医療記録の電子保存について誤っている組み合わせはどれか。

  1. 保存性-情報の所在管理
  2. 真正性-改変履歴の保存
  3. 見読性-システム障害対策
  4. 真正性-確定者の識別および認証
  5. 保存性-情報の滅失、破壊の防止策
メモ


保存性…法律で定められた保存義務期間を通じて、復元可能な状態で情報を保存できる措置を講じていること
真正性…改変または消去の事実の有無及びその内容を確認でき、かつ、記録作成の責任所在を明らかにすること
見読性…電子計算機その他の機器に表示し及び書面を作成できること
1)情報の所在管理は見読性として求められる
2)
3)
4)
5)
  

正答:1

問36:真正性の確保について正しいのはどれか。2つマークしなさい。

  1. 一旦確定した診療録等を更新した場合、更新後の記録のみを保存する。
  2. 代行入力が行われた場合、入力者が複数であれば代表者のIDでログインし入力を行う。
  3. 運用管理規定を明確にすることで、入力してから一定時間経過後に記録を自動確定することができる。
  4. 外部機器システムからの情報登録が行われる場合、どの時点で確定となるかを運用管理規定に明示する必要がある。
  5. 代行入力が行われた場合、どの患者の入力が誰によっていつ行われたかが、月に1度は記録される必要がある。
メモ


1)
2)
3)
4)
5)代行入力の確定までの時間はできるだけ短いことが好ましく、適切に管理するためには遅滞なく記録されていることが必要である。
  

正答:3,4

問37:電子カルテシステムにおける見読性確保のための機能はどれか。

  1. 診療録の変更・削除等について、操作ログが残るようにした。
  2. 障害時に診療録を参照できるように参照用サーバーを用意した。
  3. 電子カルテシステムの利用者認証に指紋認証システムを搭載した。
  4. 診療録が正確な時間時刻で記録されるようにタイムサーバーを導入した。
  5. 電子カルテシステムの機能ごとに、更新・参照などの操作制限が可能な機能を導入した。
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:2

問38:「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(5.0版)」に、医療機関等の管理者の

  1. 説明責任
  2. 管理責任
  3. 賠償責任
  4. 公開責任
  5. 瑕疵担保責任
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:1,2

問39:医療情報システムの安全管理について適切でないのはどれか。

  1. 利用者の識別と認証を行う機能を持つ。
  2. 利用者グループごとに利用権限を規定する。
  3. 不正ソフトウェアの侵入に対して保護対策を行う。
  4. 全てのアクセスの記録(アクセスログ)を収集する。
  5. 個人所有の情報端末のシステムへの接続を許可する。
メモ


1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:5

問40:HPKIによる電子証明書について誤っているのはどれか。

  1. 病院長であることを証明できる。
  2. 本人認証に用いることができる。
  3. 電子処方箋の運用に必要とされている。
  4. 病院に勤務する医事課職員であることを証明できる。
  5. 記名押印にかわる電子署名として用いることができる。
メモ


保健医療福祉分野PKI(HPKI)電子証明書は、医師・薬剤師・看護師など27種類の保健医療福祉分野の国家資格と、院長・管理薬剤師など5種類の管理者資格を認証することのできる厚生労働省の認めた我が国で唯一の電子証明書。
上記のとおり、国家資格と管理者資格を認証するものであり、医事課職員の証明にもちいることはできない。
1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:4