
2018年(第16回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 21~30 を勉強したときの備忘録です。
問21:処方オーダエントリシステムにおける後発医薬品の使用を支援する機能として適切なのはどれか
- 後発薬と先発薬の薬価差を表示する
- 後発薬のある先発薬は、一般名で表示する
- 後発薬のある医薬品は、先発薬を選択できないようにする
- オーダされた医薬品は、一般名に変換して処方箋に印字する
- 先発薬の名称で検索した時に、合わせて一般名も選択候補に挙げる
1)薬価差を表示すると、その差が少ない場合はかえって後発医薬品の処方を抑制しかねないため、必ずしも適切とは言えない
2)~4)一方的に先発品の処方を妨げる機能を実装することは、不適切である
5)
正答:5
問22:処方オーダや注射オーダ時の禁忌チェックについて適切でないものはどれか。2つ選べ。
- 過去1年分の投薬情報をチェック対象とする
- 患者のアレルギー情報をチェック対象とする
- アレルギーを起こした薬剤はオーダができないようにする
- アレルギーを起こした薬剤と同系統のものをチェック対象とする
- 処方オーダ時に、過去の注射オーダの情報をチェック対象とする
1)無期限でチェック対象とすべきである
2)
3)アレルギーを起こした薬剤であっても慎重に必要性を判断したうえで投与することはある
4)
5)
正答:1,3
問23:内視鏡検査オーダに関する機能に通常含まれないのはどれか
- 病理検査オーダ連携
- 検査機器の洗浄・消毒の指示
- 出血を惹起する薬剤のチェック
- 消化器内視鏡用語集に基づく報告書作成
- 検査時に使用した処置薬剤や加算情報の入力
1)
2)機器管理に係ることなのでオーダとは関係しない
3)
4)
5)
正答:2
問24:病理部門システムの機能でないのはどれか
- 治療計画の作成
- 切り出し図の作成
- 診断報告書の作成
- 過去診断症例の表示
- 医事会計情報の送信
1)主治医の役割であって、病理部門の役割ではない
2)
3)
4)
5)
正答:1
問25:造影CTオーダーのチェック項目として最も必要とされるのはどれか
- 処方歴
- 依頼者
- 刺青の有無
- 腎機能障害の有無
- ペースメーカーの有無
造影 CT 検査は、eGFR が 30 ml/min/1.73 ㎡未満の方で透析を導入されていない方は禁忌です。 ・eGFR が 30~59 ml/min/1.73 ㎡の方では、造影 CT 検査の慎重な適応判断が必要です。
1)
2)
3)
4)
5)
正答:4
問26:通常、病院情報システムから放射線治療情報システムへ送信される情報はどれか。2つ選べ。
- 照射実施情報
- 患者基本情報
- 放射線治療の依頼情報
- 照射回数分の治療予約情報
- 治療計画用のCT撮影オーダー
1)
2)
3)
4)
5)
正答:2,3
問27:PACSの機能はどれか
- 照射録管理
- 検査予約業務
- 算定情報の送信
- 検査画像の保存、参照
- 検査オーダーの受付、実施
1)
2)
3)
4)
5)
正答:4
問28:通常、重症・急性期部門システムの機能において必要性が最も低いのはどれか
- パスの作成管理
- 特殊治療の管理
- 点滴ルートの管理
- 生体モニタとの連携
- 注射の頻回な速度変更への対応
症状が不安定なため、パスを適用しにくい患者が多くなる。このため、パス作成管理機能の必要性は低い。
1)
2)
3)
4)
5)
正答:1
問29:歯科の予約システムで考慮する必要がないのはどれか
- 複数の予約枠の使用
- 特定の診療室の指定
- 使用する機器の指示
- 患者の感染症の有無
- 直近の検体検査結果
1)
2)
3)
4)
5)歯科領域の予約では、他スタッフとのスケジュール調整や感染症への配慮が必要である。歯科の電子診療録では直近を含め過去の検査結果参照が必要であるが、予約システムではそこまでの必要はない。
正答:5
問30:管理栄養士が行わないのはどれか。2つ選べ。
- 食事オーダ
- 栄養指導オーダ
- 栄養管理計画書の作成
- 栄養指導報告書の作成
- 栄養治療実施報告書の作成
1)医師または医師の指示のもと看護士が入力し、入院患者の食事を準備するための指示を給食部門、管理栄養部門に伝達する
2)医師が入力し、管理栄養士へ栄養指導の指示を伝達する
3)
4)
5)
正答:1、2
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