
2018年(第16回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 31~40 を勉強したときの備忘録です。
問31:看護過程に含まれないのはどれか。
- 評価
- 看護計画
- 共同問題
- 看護必要度
- アセスメント
看護過程は看護の知識体系と経験に基づいて対象の看護上の問題を明確にし、計画的に看護を実施・評価する系統的・そして組織的な活動である。
1)
2)
3)
4)看護必要度は対象に必要な看護量の程度を評価するものであり、看護過程には含まれない
5)
正答:4
問32:通常、実施中に治療も行われる検査はどれか。
- IVR
- MRI
- PET-CT
- 骨シンチグラフィ
- カプセル内視鏡検査
1)IVR(Interventional Radiology)とは、血管内カテーテルなどをX線透視下で画像を
見ながら操作して、血管の形成や薬物の局所注入などの治療を行うもの
2)
3)
4)
5)カプセル内視鏡は、カメラを内蔵した小型のカプセルを飲み込んで食道~直腸までの消化管全体の撮影を行うものである。処置具を使うことができないため止血や切除などの治療は行えない
正答:1
問33:酵素検査に該当しないのはどれか。
- CK
- Na
- ALT
- AST
- LDH
酵素は、種々の生体内の化学反応に関係するたんぱく質で、酵素ごとに特定の臓器・組織で合成・分泌されている。
酵素検査とは、血液中の酵素の濃度や活性を測定して、当該酵素が主に含まれる臓器の障害や機能、代謝状態の変化等を調べる。
2)ナトリウムは電解質(塩分)であり、酵素ではない。
正答:2
問34:肺機能検査はどれか。
- 脳波
- 筋電図
- 心電図
- PSG検査
- スパイロメトリー
1)脳の神経活動を調べる検査
2)筋活量を調べる検査
3)心臓が拍動する時に生じる起電力の時間変化を波形として記録する検査
4)睡眠時に脳波、呼吸、眼球運動、心電図、動脈血酸素飽和濃度などの生体信号を同時記録し、
睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害を評価する検査
5)肺活量、1秒率等の基本的な換気機能を調べる検査で用いられるため正しい
正答:5
問35:診断のためにCT検査が行われるのはどれか。
- 妊娠
- 糖尿病
- 脳出血
- 高血圧症
- 高脂血症
CT検査 急性期の出血は高吸収域(白く見える)として描出されます。 出血した部位や、血腫(脳の内部に形成された血液の塊)の量、血腫による周囲脳組織への圧迫の程度、水頭症(漏れ出した血液の影響で水の循環が滞り、水をためている空間である脳室が拡大する)の有無なども確認し、治療方針の決定に役立てます。
1)
2)
3)
4)
5)
正答:3
問36:X線を使用しない検査はどれか。
- 胃透視
- 頭部CT
- 頭部MRI
- 胸部単純撮影
- 逆行性腎盂造影
MRIはCT検査と同様に体内の断画像が得られる検査であるが、CT検査がX線を用いてX線の透過性を画像化するのに対し、
X線を用いずに、強い磁場と電波により体内の主に水素原子の分布状況を画像化する検査である
1)
2)
3)
4)
5)
正答:3
問37:体内から放出される放射線を検出し画像化する検査はどれか。2つマークしなさい。
- CT検査
- PET検査
- 核医学検査
- 超音波検査
- 血管造影検査
1)体外からX線の照射を行う検査
2)PET検査は核医学検査の一種。
3)核医学検査は、がんや特定の臓器に集まりやすい放射性元素を含んだ化合物を投与し
一定時間後にその物質から放出される放射線を放射線検査機で画像化する機能的画像検査である。
がん細胞に取り込まれやすい検査薬を用いて、全身におけるがんの発見、
心筋に取り込まれやすい検査薬を用いて心筋の血流の評価などを行う。
4)
5)体外からX線の照射を行う検査
正答:2,3
問38:超音波検査について誤っているのはどれか。
- 空気の存在に影響されない。
- 生体に関する侵襲が少ない。
- 動画像をその場で観察できる。
- 血流の方向・速さを画像化できる。
- 肥満の強い症例では観察能力が低下する。
超音波検査は、皮膚に密着させたプローブから非常に高い周波数の音波を照射して
その反射波の性状から内部構造を観察する
1)超音波検査の音波は、空気や脂肪組織中では著しく減衰する。
そのため空気が存在するとそれより奥は観察できない
2)
3)
4)
5)
正答:1
問39:治療について誤っているのはどれか。
- 放射線治療は非観血的治療である。
- 外科的治療は専ら観血的治療である。
- 内科的治療の多くは薬物療法である。
- 内視鏡的治療は開腹手術より侵襲的な治療である。
- 医師の指示によりコ・メディカルが実施するものもある。
1)
2)
3)
4)開腹手術は内視鏡的治療より侵襲的な治療
5)
正答:4
問40:作業療法はどれか。
- 歩行訓練
- 筋力強化訓練
- 言語聴覚訓練
- 関節可動域訓練
- 日常生活動作訓練
1)理学療法
2)理学療法
3)言語聴覚療法
4)理学療法
5)
正答:5
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