2018年医療情報技師(医学医療系)の過去問集3

2018年(第16回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 21~30 を勉強したときの備忘録です。

問21:厚生労働省基準の看護実践用語標準マスターについて誤っているのはどれか。

  1. 無償で提供されている。
  2. 日本看護協会が作成している。
  3. 看護行為編は階層に分けられている。
  4. 看護観察編と看護行為編の2つからなる。
  5. 看護観察編は観察結果を記載するために作成されている。
メモ


看護実践用語標準マスターとは、看護実践現場で実際に使用されている用語を収集、整理した
看護業務における電子的記録に用いる用語集である。
無償で提供されており、看護計画の具体的なケア(看護行為)の基本的な用語と
助産・母性、在宅領域の用語が階層化して収載されている「看護行為編」と
観察項目とその結果である結果表記のための用語が収載されている「看護観察編」で
構成されている。
1)
2)厚生労働省の委託事業として医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)で
作成されている。よって誤り。
3)
4)
5)
  

正答:2

問22:椎骨に含まれないのはどれか。

  1. 胸椎
  2. 頸椎
  3. 鎖骨
  4. 仙骨
  5. 尾骨
メモ

椎骨(ついこつ)または脊椎骨(せきついこつ、英:vertebra)は、脊椎の分節をなす個々の骨のこと。
1)
2)
3)ヒトの鎖骨は、胸骨と肩甲骨を連結しているので脊椎の分節ではない
4)
5)
  

正答:3

問23:病因のうち物理的外因に当たらないのはどれか。

  1. 温度
  2. 気圧
  3. 光線
  4. 毒物
  5. 放射線
メモ


1)
2)
3)
4)化学的外因
5)
  

正答:4

問24:左房と左室の間にある弁はどれか。

  1. 三尖弁
  2. 僧帽弁
  3. 二尖弁
  4. 大動脈弁
  5. 肺動脈弁
メモ


一般的に二尖弁は、本来三枚の弁尖はずの大動脈弁が二尖で成り立っている稀な生まれつきの状態をいうが、僧帽弁も2枚の弁膜からなるので二尖弁ということもあり、3)も正解となった。
  

正答:2,3

問25:インスリンを分泌する臓器はどれか。

  1. 肝臓
  2. 小腸
  3. 膵臓
  4. 大腸
メモ

膵臓とはお腹の真ん中のやや背中側で、胃の後ろ側に位置します。血糖値を調節するインスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌する内分泌機能と、十二指腸へ消化酵素を分泌し、食べ物を消化させる外分泌機能の働きを担っています。
1)
2)
3)
4)
5)
  

正答:4

問26:止血における主要な血球成分はどれか。

  1. 血小板
  2. 好中球
  3. 赤血球
  4. 白血球
  5. リンパ球
メモ

血小板は、白血球、赤血球とともに血液中の有形成分の一つで,止血,血液凝固にきわめて重要な役割を果す小細胞片です
1)
2)白血球の中の顆粒球の一種であり、白血球全体の約45~75%を占め、強い 貪食 どんしょく 能力を持ち、細菌や真菌感染から体を守る主要な防御機構となっています。
3)血液細胞の1種であり、酸素を運ぶ役割を持つ。
4)生体防御に際した免疫を担当する細胞である単球(マクロファージ)、リンパ球、好中球、好塩基球、好酸球の5種類を含んだ総称的物質を指す。
5)白血球の成分の1つで、さらに細かい分類として、B細胞(Bリンパ球)、T細胞(Tリンパ球)、NK細胞などがあります。 これらの細胞はチームをつくってウイルスなどの病原体やがん細胞などの異物を攻撃します。
  

正答:1

問27:薬品のうち施錠保管が義務づけられていないのはどれか。

  1. 劇薬
  2. 毒薬
  3. 麻薬
  4. 覚せい剤
  5. 向精神薬
メモ


1)げきやく【劇薬】 薬事法にもとづき厚生大臣が指定する一群の医薬品。 毒性が強く中毒量と常用量がきわめて接近しているもの,副作用の発現率が高いもの,常用量で激しい薬理作用を示すものなど,使用法を誤ると危険なものが指定される。 同様の主旨で指定されるものに毒薬があるが,通常劇薬の毒性は毒薬の約1/10。
2)
3)
4)
5)
  

正答:1

問28:患者に投与した場合、患者氏名・住所・薬品名・製造番号・使用日を記録し20年間保存する必要があるのはどれか。

  1. 毒薬
  2. 麻薬
  3. 筋弛緩薬
  4. 向精神薬
  5. 特定生物由来製品
メモ

Q8 「その他、特定生物由来製品に係る保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するために必要な事項」とは具体的には何ですか?
A8 使用日から最低20年間の保存が義務づけられています。
1)
2)
3)
4)
5)
参考文献サイト】https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/tokuteiseibutu-qa.html
  

正答:5

問29:保険診療における処方箋について誤っているのはどれか。

  1. 使用期間は交付日を含めて5日以内である。
  2. 使用できる医薬品は薬価基準に収載されているものに限定されている。
  3. 保険医療機関および保険医療養担当規則によって様式が定められている。
  4. 麻薬処方箋は法で定める事項を記載し、記名押印または署名しなければならない。
  5. 院外処方箋記載事項は患者氏名、年齢、薬名、分量、用法、用量、医師氏名である。
メモ


1)交付日を含めて4日以内
2)
3)
4)
5)
  

正答:1

問30:歯科の診療録に関わる記述として適切なのはどれか。2つマークしなさい。

  1. 保存期間は4年である。
  2. 算定点数は2号用紙に記載する。
  3. 歯の部位を示すために歯式を用いる。
  4. 自由診療に関わるものは2号用紙に記載する。
  5. 歯周検査の記録は2号用紙に直接記載してはならない。
メモ


算定点数は2号様式に記載する。歯式は歯の部位を示すために用いる。
よって、2,3が正しい。
1)保存期間は5年。医科と同じ。
2)
3)
4)自由診療については、保険の診療録とは別の用紙に記載する。
5)歯周検査の記録は2号用紙に記載してよい。
  

正答:2,3