
2018年(第16回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 41~50 を勉強したときの備忘録です。
問41:ウォーターフォールモデルの特徴はどれか
- 工程が明確に区分される
- 短期間で開発・評価を繰り返す
- 基礎部分/共通部分を先行開発する
- どの工程でも顧客の要望に対応できる
- プロトタイプによるユーザーとの使用誤認を防止する
1)それぞれを順番に終わらせ次の工程に進んでいく
2)RAD(Rapid Application Development)
3)段階的モデルの特徴
4)スパイラルモデルの特徴
5)プロトタイピングモデルの特徴
正答:1
問42:各工程間の依存関係と各工程の遅れの影響を把握しやすくした図はどれか
- E-R図
- 状態遷移図
- データフロー図
- ネットワーク図
- ユースケース図
1)対象世界を構成する実体(人,物,場所,事象など)と実体間の関連
2)ソフトウェアやシステムの状態がさまざまな条件やイベントによって変化することを指しますが、それらの変化を図形や矢印で表現したもの
3)ソフトウェア制作を依頼する側と作る側の認識を合わせるツール
4)
5)システムで何ができるかを「ユーザー目線で」表現する図
正答:4
問43:ホワイトボックステストに分類されるのはどれか
- 因果グラフ
- 限界値分析
- 制御パステスト
- 直行配列テスト
- ユースケーステスト
可能性のあるケースを網羅的に用意するテスト技法である
1)ブラックボックス
2)ブラックボックス
3)すべての経路を通過させるようにテストケースを作成するテスト
4)ブラックボックス
5)ブラックボックス
正答:3
問44:組織内で端末台数やユーザー数の上限を定めずにソフトウェアを利用できる契約形態はどれか
- コアライセンス
- サイトライセンス
- サーバーライセンス
- プロセッサライセンス
- ボリュームライセンス
1)サーバー上で稼働するCPUのコア総数を制限
2)
3)ライセンスサーバーで利用者数や端末台数を管理
4)サーバー機のプロセッサ数を制限する契約形態
5)
正答:2
問45:性能指標とその説明の組み合わせで正しいのはどれか
- 輻輳回数 - 単位時間当たりの故障回数
- スループット - 単位時間当たりのトランザクション数
- レスポンスタイム - 処理が終了されるまでの時間
- ネットワーク回線使用率 - ネットワーク回線の通信帯域
- ターンアラウンドタイム - 処理が開始されるまでの時間
1)輻輳回数は同時アクセスの集中などにより通信ができなくなる状況の発生回数である。
2)スループットは単位時間あたりのトランザクション数を表す性能指標である。
3)レスポンスタイムはコマンドを入力して処理要求をしてから処理が行われ、結果が返し始められるまでの時間である。
4)ネットワーク回線使用率は回線容量に対する実際に伝送に使用可能な容量の割合である。
5)ターンアラウンドタイムはコマンドを入力して処理要求をしてから処理結果が出力されるまでの時間である。
正答:2
問46:ネットワークや通信の品質保証の契約はどれか。
- SLA
- EULA
- ISMS
- ITIL
- PMBOK
「SLA」とは「Service Level Agreement」の略で、「サービス品質保証」を意味します。
1)
2)ソフトウェアの開発元と購入者の間で交わされる契約。
3)情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)は、組織における情報資産のセキュリティを管理するための枠組み
4)ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群です
5)PMBOK(Project Management Body of Knowledge)とは、プロジェクト管理に関するノウハウや手法を体系的にまとめたもの
正答:1
問47:本番系と同じ構成のシステムを稼働状態のまま待機させておく耐障害設計はどれか
- ミラーリング
- クラスタリング
- フェールセーフ
- ホットスタンバイ
- コールドスタンバイ
障害発生時に本番システムと同期する予備(待機)システムへ瞬時に切り替える方式。
1)同じデータを2台のディスクに書き込むことで、信頼性や耐障害性を向上させる手法。
2)負荷分散クラスタリングは、ウェブサーバーの負荷分散などに効果を発揮します。
3)フェイルセーフ (フェールセーフ, Fail Safe) とは、装置・システムにおいて、誤操作・ご動作による障害が発生した場合、常に安全側に制御することをいいます
4)
5)コールドスタンバイでは、サーバが起動されていない。
正答:4
問48:CSIRTが担う役割はどれか
- 情報システムの運用管理
- 情報システムの調達管理
- 情報セキュリティへの対応
- 災害時の運用継続計画の立案
- 情報システムの費用対効果の検証
CSIRT(Computer Security Incident Response Team)は、組織内の情報セキュリティに関するインシデント対応を専門に行うチームを指す
1)
2)
3)
4)
5)
正答:3
問49:事業者がCPUやメモリ、ディスクなどのハードウェアリソースを提供するクラウドサービスはどれか。
- BaaS
- DaaS
- IaaS
- PaaS
- SaaS
IaaSは、インターネットを利用したコンピュータの利用形態である。IaaSでは、コンピュータシステムを構築および稼動させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供する。
1)Backend as a service Webアプリケーションのサーバー側で動く機能を提供
2)DaaSとは「Desktop as a Service」の略称で「ダース」と読みます。クラウド上に作成する仮想デスクトップの一種
3)
4)PaaSとは、インターネットを利用したコンピュータの新しい利用形態の1つである。 PaaSでは、ソフトウェアを構築および稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供する。
5)SaaSは、必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアもしくはその提供形態のこと。
正答:3
問50:スマートデバイスの一括管理の仕組みはどれか
- IoT
- MDM
- SDN
- SIM
- BYOD
Mobile Device Managementとは、企業などで利用されるモバイル端末を一元的に監視・管理するためのサービスやソフトウェアのことをいいます。
1)様々な「モノ」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。
2)
3)SDN(Software Defined Networking)とは、ソフトウェアを用いてネットワークを制御する技術の総称です。
4)SIMとは、Subscriber Identity Module の頭文字を略したもので、小型のカード型の形から「SIMカード」と呼ばれています。
5)BYOD(Bring Your Own Device)とは、個人が私物として所有しているパソコンやスマートフォンを業務に使う利用形態を指します。
正答:2
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