
2017年(第15回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 51~60 を勉強したときの備忘録です。
問51:医療情報標準化指針を採択している組織はどれか。
- IPSJ
- IHE-J
- JAHIS
- HELICS
- MEDIS-DC
1)情報処理学会
2)運用ワークフローを定義し、このワークフローを実装するための標準機悪の使い方を規定した仕様書を提供する。
このワークフローを統合プロファイルといい、仕様書をテクニカル・フレームワークという。
3)日本保険医療福祉情報システム工業会は保健医療福祉情報システム提供者及びこれに関連する事業を営む法人を会員とする組織であり、技術基準の策定などを行っている
4)医療情報標準化推進協議会
5)医療情報システム開発センターは、標準病名や標準医薬品コード
正答:4
問52:保健医療情報分野の標準規格(厚生労働省標準規格)でないのはどれか。
- ICD10対応標準病名マスター
- JAHIS臨床検査データ交換規約
- JAHIS HPKI電子認証ガイドライン
- SS-MIX2ストレージ仕様書および構築ガイドライン
- IHE統合プロファイル「可搬型医用画像」およびその運用指針
制定に際しては、「標準に関する関係者合意を形成しうる団体」として、HELICS協議会が選定されている。制定された規格は厚労省が発出する通知で公表されている
正答:3
問53:標準病名マスターについて正しいのはどれか。2つ選べ。
- MEDIS-DCが作成・管理している。
- 病名の接頭辞は病名ごとに別個のコードが振られている。
- 各々の病名に対してICD-10の分類コードが振られている。
- 同義の病名が複数ある場合はそれぞれにコードが振られている。
- 病名を電子レセプト請求に用いるために専用の変換ソフトが用意されている。
標準病名マスターは「ICD10対応標準病名マスター」のことであり、MEDIS-DCが開発と管理を行っている。
2)病名の接頭辞のような病名に付加して利用される修飾語をまとめたものが修飾語テーブルである。
4)同義の病名に対しては同一のコードが付与されている。
5)電子レセプト請求に用いられる「傷病名マスター」と「標準病名マスター」は事実上同じものとなっている。
正答:1,3
問54:DICOM規格で規定されていないのはどれか。
- 読影レポート
- 画像の圧縮方式
- 画像に付随する検査情報
- RISとモダリティ間の通信
- 画像検査オーダの送信フォーマット
5)画像検査オーダー情報のHISからRISへの送信フォーマットはHL7で規定される。
正答:5
問55:地域医療連携において患者名などによって患者情報の検索を行うための統合プロファイルはどれか。
- PDQ
- PIX
- XCA
- XDS
- ATNA
1)Patient Demographic Queryには、患者氏名、生年月日、住所など患者を同定するための患者情報が記載される
5)AuditTrail and Node Authentication)はサーバー間通信のノード認証と通信のログを記載する。
正答:1
問56:コミュニティ間の連携基盤を提供する統合プロファイルはどれか。
- PDI
- PDQ
- PIX
- SWF
- XCA
正答:5
問57:病院情報システムに格納されている検体検査情報をSS-MIX2標準化ストレージに保存するときに用いられるのはどれか。
- DICOM
- HL7
- HOT
- J-MIX
- MFER
2)医療情報交換のための標準規約で、患者管理、オーダ、照会、財務、検査報告、マスタファイル、情報管理、予約、患者紹介、患者ケア、ラボラトリオートメーション、アプリケーション管理、人事管理などの情報交換を取り扱います。HL7はHealth Level Sevenの略で、「医療情報システム間のISO-OSI第7層アプリケーション層」に由来しています。米国のHL7協会本部では数多くの技術委員会を組織し新しい標準の研究・作成を行っており、会員(米国及び国際支部国)の承認後発行されます。日本においても大学病院などのシステム化や各種の標準化活動において本標準が採用されています。
正答:2
問58:SS-MIX2標準化ストレージについて誤っているのはどれか。
- 災害対策として活用することも可能である。
- リレーショナルデータベースの利用が必須である。
- 保健医療情報分野の標準規格(厚生労働省標準規格)の一つである。
- 提供・利用者が相互合意したJPEG形式の画像ファイルを拡張ストレージに保管できる。
- 標準化ストレージにはHL7v2.5をベースとした処方、注射、検体検査結果を保存できる。
SS-MIX2はストレージであり、リレーショナルデータベースの構築は必須ではない。
正答:2
問59:医療情報技師の3Cに含まれないのはどれか。2つ選べ。
- Collaboration
- Communication
- Connection
- Consultation
- Coordination
Communication
Collaboration
Coordination
正答:3,4
問60:ナショナルデータベース(NDB)の説明で誤っているのはどれか。
- 医療動向を評価する上で悉皆性が高い。
- レセプト情報と特定健診情報が含まれる。
- 介護保険による各種サービス利用情報は含まれない。
- 二次利用可能な一般公開されるデータベースである。
- 医療費適正化計画作成のための調査や分析に用いられる。
正答:4
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