2017年医療情報技師(情報処理技術系)の過去問集5

2017年(第15回)医療情報技師試験の医学医療系からの過去問 41~50 を勉強したときの備忘録です。

問41:侵入を検知するために設置されるネットワーク機器はどれか。

  1. IDS
  2. IKE
  3. UPS
  4. WAF
  5. WEP
メモ


1)IDS(Intrusion Detection System)は「侵入検知システム」と呼ばれ、ネットワーク上を流れるパケットやホスト上のログ、ファイルなどを監視し、不正なアクセスを検知して警告するシステムである。
2)IKE(Internet Key Exchange)は「インターネット鍵交換」と呼ばれ、IPせcによる暗号化通信を行うのに先立って、暗号かぎの交換・共有を安全に行うためのプロトコルである。
3)UPSは「無停電電源装置」のこと
4)WAF(Web Application Firewall)は、「Webアプリケーションファイアウォール」と呼ばれ、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からWebアプリケーションを保護する装置・アプリケーションのことである
5)WEP(Wired Equvalent Privacy)は、初期に登場した無線LAN通信を暗号化する方式の一つである。
  

正答:1

問42:ウォーターフォールモデルにおける要求分析後の工程の順序として正しいのはどれか。

  1. プログラム設計 → 外部設計 → 内部設計
  2. 内部設計 → プログラム設計 → 外部設計
  3. 内部設計 → 外部設計 → プログラム設計
  4. 外部設計 → プログラム設計 → 内部設計
  5. 外部設計 → 内部設計 → プログラム設計
メモ


  

正答:5

問43:次のネットワーク図におけるクリティカルパスはどれか。

  1. A→B→E→H→I
  2. A→C→F→H→I
  3. A→C→F→G→I
  4. A→D→F→G→I
  5. A→D→G→I
メモ


  

正答:5

問44:E-R図が表現するのはどれか。

  1. 実体と関連
  2. 作業の手順
  3. 状態変化の状況
  4. データの処理プロセス
  5. データの処理と組み合わせ
メモ


参考文献サイト】
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1703/01/news178.html
  

正答:1

問45:システムの信頼性を評価・検証する「信頼性評価指標(RASIS)」に含まれるのはどれか。

  1. 機密性
  2. 見読性
  3. 真正性
  4. 保存性
  5. 保守性
メモ


信頼性評価指数とは、信頼性、可用性、保守性または保全性、完全性、安全性の5項目の頭文字をとったもの
  

正答:5

問46:システム障害発生時、待機系に自動的に切り替える手法はどれか。

  1. フェールセーフ
  2. フェールソフト
  3. フォールバック
  4. フールプルーフ
  5. フェールオーバー
メモ


1)フェールセーフとは、装置はいつか必ず壊れることを前提とし、故障時や異常発生時でも、安全側に動作させることで絶対に人命を危険に晒させないようにシステムを構築する設計手法です。
2)フェイルソフトとは、故障箇所を切り離すなど被害を最小限に抑え、機能低下を許しても、システムを完全には停止させずに機能を維持した状態で処理を続行する設計のこと。これは信頼性設計の一つである。
3)フォールバックとは、通常使用する方式や系統が正常に機能しなくなったときに、機能や性能を制限したり別の方式や系統に切り替えるなどして、限定的ながら使用可能な状態を維持すること。 また、そのような切り替え手順・動作のこと。
4)フールプルーフ とは、安全工学における用語のひとつで、工業製品やシステムを設計する際、誤操作や誤設定などの間違った使い方をしても、少なくとも使用者や周囲にとって危険な動作をしないように、あるいはそもそも間違った使い方ができないように配慮する設計手法のこと。
5)フェイルオーバーは、現用系コンピュータサーバ/システム/ネットワークで異常事態が発生したとき、自動的に冗長な待機系コンピュータサーバ/システム/ネットワークに切り換える機能を意味する。これに対して、何らかの異常を察知して、人間が手動で切り替えを行うことをスイッチオーバーという。
  

正答:5

問47:運用時間が2,000時間に達したシステムにおいて、1回あたりの復旧に平均0.5時間を要した通算4回のシステム停止があった。

  1. 0.94
  2. 0.989
  3. 0.994
  4. 0.998
  5. 0.999
メモ


4*0.5=2.0h
(2000-2)/2000=0.999
  

正答:5

問48:eラーニングを実現するための情報システムはどれか。

  1. CMS
  2. CSS
  3. HAL
  4. LMS
  5. LTO
メモ


1)Contents Management System(コンテンツ管理システム)の略。Webコンテンツを管理する仕組み。
2)Cascading Style Sheetの略である。Webページを作成する際に用いる、文書の表現方式にかかわる機能の一つ。
3)IT用語として、この略語を用いる企画やシステム名はない。
4)Learning Management System(学習管理システム)の略である。
5)IT用語としてはLinear TapeーOpenの略である。大量のデータを長期保管するために適した磁気テープ記憶装置の規格である。
  

正答:4

問49:クラウドサービスモデルの一つであるIaaS(Infrastructure as a Service)が提供するのはどれか。

  1. ハードウェア環境
  2. アプリケーション機能
  3. モバイル向け開発環境
  4. OSとミドルウェアの機能
  5. リモートデスクトップ環境
メモ


  

正答:1

問50:ユーザがデータを対話的に分析するツールはどれか。

  1. DWH
  2. EDC
  3. IDE
  4. OLAP
  5. RDB
メモ


1)Data Ware Houseの略。
2)Electronic Data Captureの略。医療情報システムの一つである地検管理システムの略称として用いられる
3)Integrated Drive Electronicsの略である。コンピュータとハードディスクを接続するための代表的なパラレルインターフェース。
4)OnLine Analytical Processingの略。ビジネスインテリジェンス(BI)ツールのひとつである。
5)Relational DataBaseの略。
  

正答:4