2016年医療情報技師(情報処理技術系)の過去問集5

2016年(第14回)医療情報技師試験の情報処理技術系からの過去問 41~50を勉強したときの備忘録です。

個人的な解釈でメモを付けています。誤りがある可能性があります。

問41:ランサムウェアについて正しいのはどれか。

  1. ウイルスの発見と駆除を行う。
  2. データを暗号化しアクセスを制限する。
  3. キーボードから入力された文字を記録する。
  4. SNSへ勝手に不適切な内容の記事を投稿する。
  5. 複数のサービス利用IDとパスワードを管理する。
解説


ransom = 身代金
  

解答:2

問42:公開鍵暗号方式について誤っているのはどれか。

  1. 電子署名に利用される。
  2. 暗号化と復号で鍵が異なる。
  3. 送信者が受信者の公開鍵で暗号化する。
  4. 共通鍵方式よりアルゴリズムが複雑である。
  5. 送信者と受信者の組み合わせの数だけ鍵が必要である。
解説


5)→共通鍵方式の説明
  

解答:5

問43:ウォーターフォールモデルの工程でないのはどれか。

  1. 外部設計
  2. 内部設計
  3. テスト
  4. プログラミング
  5. プロトタイピング
解説


ウォーターフォール=滝。
滝が落ちるように、工程は戻ることなく次へ次へと進んでいく開発モデル。
要件定義→外部設計→内部設計→プログラミング→単体テスト→結合テスト→システムテスト
  

解答:5

問44:プログラム中のすべての命令や分岐を網羅的にチェックするテスト手法はどれか。

  1. ストレステスト
  2. トップダウンテスト
  3. ブラックボックステスト
  4. ボトムアップテスト
  5. ホワイトボックステスト
解説


  

解答:5

問45:工程ごとの日程を管理する手法はどれか。

  1. DFD
  2. E-R図
  3. PERT図
  4. ガントチャート
  5. ユースケース図
解説


  

解答:4

問46:次のネットワーク図のクリティカルパスの所要日数は何日か。

  1. 6日
  2. 10日
  3. 13日
  4. 14日
  5. 15日
解説


  

解答:4

問47:システム障害時に停止することなく継続運用可能なシステム構成はどれか。

  1. ウォームスタンバイ
  2. コールドスタンバイ
  3. シンプレックスシステム
  4. デュアルシステム
  5. ホットスタンバイ
解説


4) デュアルシステム
システムを完全に二重化。両方が本番機として稼働しているので、どちらかに障害が起きても継続運用可能。→〇
デュプレックスシステム
システムを二重化するが、本番系と待機系を分ける。
5) ホットスタンバイ …待機系を、いつでも切り替えられる状態で待機させておく。→これも不正解とは言えないのでは・・・?
→システムによっては差し支えない程度の切り替え時間が発生する場合があるので、厳密にいえば不正解かな。
2) コールドスタンバイ …待機系を用意しておくが、稼働はさせていない状態で待機する。切り替えには時間がかかる。
1) ウォームスタンバイ …ホットとコールドの間。(定義があいまいなので、これも不正解とは言えないのでは・・・?)
→本番環境と同期をとっていないので瞬時には切り替われない。
  

解答:4

問48:あるシステムが2,000時間の運用時間中に4回のシステム停止が発生し、システム復旧に平均30分を要した。システム稼働率はどれか。

  1. 0.94
  2. 0.989
  3. 0.994
  4. 0.998
  5. 0.999
解説


稼働率 = 「システムが動いていた時間」 ÷ 「全体の運用時間(システムが動いていた時間+システムが止まっていた時間)」
システムが止まっていた時間は、
平均30分 × 4回 = 120分 = 2時間
システムが動いていた時間は、
2,000時間 - 2時間 = 1,998時間
稼働率 = 「システムが動いていた時間」 ÷ 「全体の運用時間」
= 1,998時間 ÷ 2,000時間
= 0.999
これをパーセントに直すと、99.9%
  

解答:5

問49:システムの信頼性評価指標(RASIS)のうち、平均故障間隔(MTBF)が評価指標となるのはどれか。

  1. Reliability(信頼性)
  2. Availability(可用性)
  3. Serviceability(保守性)
  4. Integrity(完全性)
  5. Security(安全性)
解説


1) Reliability(信頼性)→評価指標は 平均故障間隔(MTBF)
2) Availability(可用性)→評価指標は 稼働率
3) Serviceability(保守性)→評価指標は 平均修復時間(MTTR)
  

解答:1

問50:クラウドの基本的な特性として誤っているのはどれか。

  1. 様々な端末からアクセスできる。
  2. 複数利用者でリソースを共有できる。
  3. リソースの使用量が管理されている。
  4. ネットワーク状況に関係なく利用できる。
  5. 要求に応じて動的にリソースが割り当てられる。
解説


クラウド=ネットワーク上のリソースを活用すること(ざっくり)なので、
ネットワーク状況が悪い場合、最悪ネットワークが止まってしまった場合は利用できない。
  

解答:4